山を歩くとき。
特別な空気に包まれています。
どこまでも続く道。
話す時間はたくさんあります。
一緒に歩く相手との心の距離も、一気に縮まるのでしょうか。
なぜか、いつもは話さないような、誰とも話したことがないような、あれ?私はこんなこと思っていたの?…そんな真剣な話をしてしまうこともあるのかもしれません。
1人で歩いている私の耳には、旦那さんの愚痴やら、子どもが全く勉強をしないことへの嘆きやら、今夜の献立やら、なんやらかんやら。
そんな日常のことばかりではありません。
意識して耳を傾けなくとも、バシバシ聞こえてきます。
けっこう聞こえちゃってますよ。
今まで耳に入ってきた中で秀逸な一言。
私が下山中にすれ違ったときに、ふと聞こえました。
若い男女、友人同士という印象を受けました。
恋人ではなく、バイト仲間とかそんな距離感。
女の子が
「やり直すのに、遅すぎことって、、あるのかなぁ」
このセリフの「、」は一呼吸おきます。「、、」は二呼吸です。
何をやり直すのかな。
男の子の返事は聞こえず。
最後まで聞いてみたかったけれど…意識して聞こうとしたら盗み聞きになっちゃうし。
登り返さなくちゃならないし。
午後から仕事だったので断念。
分岐を見落とさないよう、ご注意を!