登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

真夏の高尾山でビアマウント!

さぁ、まもなく梅雨明けです。

今年の夏は雨が多いと長期予想がありましたが、夏は夏。

気温の高さが心配ですが、夏山を楽しみたいと思います。

 

自分が小学生の頃(30年くらい前)、夏になると毎日のように夕立がありました。

怖いもの見たさだったのでしょうか。

バリバリ鳴り響く音が怖いくせに雷が大好きで、窓に顔をくっつけてずっと眺めていました。

そして、雨がやんだあとは涼しく感じたものです。

毎日、ラジオ体操やプールに通って真っ黒になって遊び、汗はたくさんかいたけれど不快ではなかった。

あの夏に戻りたいなぁ。

最高気温は30度を超えたら「今日は暑いねー」とうちわでパタパタ。

今は、天気予報で最高気温が30度だと「35度じゃないんだ…」とほっとしています。

涼しく感じちゃうくらい。

数十年でこんなにも変わってしまうんですね。

 

35度超えの高尾山…登った経験はありませんでした。

山へは、涼みに行きたいので。

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夏はこんな標高で涼みたい…

暑がりなんです。35度なんて…怖すぎる。

どれだけの冷たいポカリと梅干が必要なんだろう。

歩き通せるか?

いつか実験してみよう、4リットルくらいの水分とともに…

と数年前、考えていました。

 

その後、ビールが大好きな友人が

「ビアマウントに行ってみたい」と一言。

都心一望、標高500メートルのビアマウントというキャッチコピーにやられたようです。

 

高尾山のグルメ・観光案内・登山情報配信サイト

京王電鉄、新宿発高尾山口行「京王ライナー」を臨時運行 「高尾山ビアマウント」に合わせ - TRAICY(トライシー)(乗車すると割引券がもらえるそうです)

都内のビアガーデンへ毎週のように行っているくせに…そこでいいじゃん。

 

どうせ、ケーブルカーつかうんでしょ~。

「ううん、登るに決まってるじゃん。汗かけばビールがもっとおいしいもん」

えっ? 嘘でしょ?

 

ほんの少しでも涼しいルートを、と水辺の6号路へ。

でも暑すぎて、たとえ1~2度違っていたとしても気づけないよ…

でも気分的には少し涼しかった(気がする)。

湿度80%超。

 

山頂少し手前でまさかの雹(ひょう)。

バチバチと大きな粒が体に当たり、山頂直下のトイレまでダッシュ

1時間以上待機。

 

雹がやんでも空は暗いままでした。

富士山も見えそうにないので、1号路を歩いてビアマウントへ向かいます。

満席かい…2時間待ち…無理。

ケーブルカーも混んでいたので、舗装された1号路をそのまま下山。

 

何台もの救急車とすれ違いました。

聞けば、転倒した方が数名いるとのこと。

濡れたコンクリートの急な下り坂ですから、転倒が増えたのでしょう。

雨だけでなく、秋から冬にかけて濡れた落ち葉も危険です。

 

夏の山は、特に天候の急変に注意しなければなりません。

稜線にいれば、風が急に冷たくなるので分かりやすいのですが、森の中だと難しい。

 

湿度が高かったので、水滴のような細かい汗がずっと肌にまとわりついていました。

汗が乾かないと体温調整がうまくいかずに、本当に疲れます。

 

無事に下山して、駅付近のお蕎麦屋さんでカンパ~イ。