お寺などをめぐるのが好きになったのは、ここ数年のことです。
緑豊かな場所が多いので、花粉症のときなど山を歩けない季節に立ち寄っているうちに好きになりました。
伊勢神宮が最初でした。
日光東照宮には3回ほど行っているにも関わらず、全くといっていいほど思い出せませんでした。
「眠り猫」など知ってはいるものの、どの辺りにあるのかなんて覚えてない…
観光地だから行っていたから。
好きになったり興味を持ってから行くのと全然違いますね。
観光地だからこそ訪れるきっかけとなり、興味を持って好きになることもあるのでしょうが、過去に行ったときはそのタイミングではなかったのでしょう。
今回は、行きたくて行ったから大大大興奮でした。
楽しくてあっという間。
涼しいと言われている日光ですが、天気予報がいい方に外れて太陽が照りつけていて、汗がとまらないのにいくらでも歩けそう。
こまかなところに、うっとりです。
三猿や眠り猫は、有名すぎるので「ここにあったのか」くらいでしたが、他の場所に大興奮。
首が痛いけれど、美しいです。
本当に。
鳴龍(なきりゅう:撮影禁止です)なんて、絶対に行っていると思うのにやっぱり記憶がない。
真下で拍子木を打ったときだけ、あんないい音が反響するなんて。
これも、きっと何らかの説明がついてしまうことなのでしょうけれど、分からないままでいいことっていっぱいあると思うので、このままでいいや。
色がきれい…ため息が出る。
撮影禁止の場所も多いです。
ガイドブックに掲載されているような真正面からの写真ではなく、細かいところが見たいのにな…
斜めからが好き。
ガイドブックには載せられるんだから、ポストカードでいいから欲しい。
ずっと手元に置いておきたいなー。
そして二荒山神社へ。
すぐ隣ですが、ぐっと人が減ります。
そして、今夜の宿へ向かいます。
それにしても…いろは坂…つらい。
酔った…いろはにほへと…48カーブもあるんだ、へぇ…目安になっていいなぁ…。
ホテル花庵 | 中禅寺湖温泉【公式】世界遺産・奥日光への旅に
少し贅沢な宿でしたが、泊まって良かった。
中禅寺湖の入り口にある真っ赤な鳥居が見える部屋でした。
長い旅行のときはメリハリをつけるようにしています。
3日に一度、贅沢な宿にして、あとは初日に泊まったようなカプセルホテルや安いビジネスホテルにして、なおかつ食費も抑えます。
ここ「花庵」は、二食とも野菜が中心の料理でした。
メインには肉もあるので、お腹がいっぱいになるのはもちろんですが、美しい料理に目も満たされます。
そして、温泉!
内湯と露天風呂があり、それぞれ異なる源泉だそうです。
露天風呂には少し青みがかった乳白色の湯がなみなみと注がれており、硫黄の匂いがします。
先日宿泊した山形の「森の湯」も硫黄の湯でした。
どうやら、硫黄の湯が好きみたいです。
温泉資源には限りがあると思っているので「かけ流し」にはこだわりませんが、この露天風呂は加温はしているものの源泉かけ流しです。
温泉施設によくある「かかと(に塗る)クリーム」もあり、塗りこんでいたら、一晩でかかとのガサガサがなくなっていました。
毎日はいりたい。
この宿から中禅寺湖沿いに15分もかからないところに「立木観音(たちきかんのん)」があります。
ここもいい!
宿からも近い(車の場合、付近に無料の駐車場もあります)ので、男体山を眺めながら歩きます。
男体山かぁ、10年前に登ったなぁ。
男に登ったのだから女も!と後日、日光東照宮から登った女峰山では雷にあって、頂上まで行けずに帰ってきたっけな。
などと昔を思い出しますが、いくら天気は良くても今履いている真っ白なスニーカーで登ることはできませんので、のんびり歩きに徹します。
勝手に見るのではなく、説明をしてくださいます。
立ったままの桂の木に千手観音を彫ったそうですが、私たちからは見えない根っこの部分はまだ土の中だそうで、 成長はとまっているものの木は生きているそうです。
千手観音の腕は、そのとき切り落とした枝を背中で組み合わせているとのこと。
やさしい顔です。
もちろん撮影禁止なので、説明を聞きながらも目は釘付け。
忘れないように。
翌日、硫黄の温泉に別れを告げて、「いろはにほへと」カーブへ突入。
原付なら酔わないかな。
けっこう坂道だから自転車はきつそう。
車なら、途中の佐野観光農園「アグリタウン」へ寄ってみてはいかがでしょうか。
東北自動車道の佐野藤岡インターが最寄りです。
「栄華」という佐野ラーメン屋さんがあります。
平たいちぢれ麺の佐野ラーメン、好きなんです。
ここの餃子は本当にデカい!
1口では絶対食べられません。
普通のラーメン屋さんでは5個が1人前だと思いますが、ここではラーメンとセットにしたら多すぎると思われます。
だって、デザートにジェラートも食べたいですから。
つぶつぶも入った「とちおとめのジェラート」、今の季節だと「桃のソルベ」などなど。
あーあ、遠足が終わってしまいました。
また明日からがんばりましょう。