登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

景信山(かげのぶやま)へ

11/6から7にかけて夜中、おうし座流星群が見えるはずでしたが…
勤務中にたびたび夜空を見上げましたが、残念ながら雲が出ていて見られませんでした。
星の名前なんて全然わからないけれど、寝転びながらぼぉ〜っと星を眺めるのは好きです。

夜中は曇っていたけれど、夜明けがきれいだったので山に行きたくなりました。
家に帰り、15分で準備し高尾駅に向かいました。
なぜ、今日この山を選んだかというと、高尾山の往復だけでは短すぎると思ったのと、今月下旬に職場の人たちと景信山の山頂で餅つきをやることになっているので、実行委員の私としてはルートの確認をしておこうと思ったのです。

11:12の高尾発、小仏行のバスに走ってギリギリで間に合いました。
終点の小仏バス停までの道はとても細く、こんな道を車とバスがすれ違うのね…とドキドキ。
先月の台風の被害を受けた場所を通過します。
川の中に落ちたままの道路標識、ガードレールの根元の道路はごっそりえぐれてしまっていました。
重機がたくさん入っています。

終点の小仏で下車、登山口に向かいます。
こういった被害を実際に見ると、特別に美しい景色でなくとも、今まで当たり前に季節がめぐり見ていた景色が見られなくなってしまうこともあるんだと思いました。

f:id:yueguang:20191107195207j:plain

日影林道は通行止め。
小仏バス停から景信山までは、バス停に近い登山口のみ通行可。
小仏峠へは通行止め。

バス停から3分ほど、左に階段がありますが、登山口はここではありません。
さらに7〜8分、カーブを過ぎれば右側に石の階段があります。
今はここからしか登れません。

f:id:yueguang:20191107195240j:plain

12:00 気温は19℃。
標高は382m。
ここから景信山727mまで登ります。
太陽が力強い。
半袖で登り始めましたが、すぐに汗。

f:id:yueguang:20191107195422j:plain

ここは登り始めがなだらかで、のんびりハイクにぴったりの道!
紅葉は…している木もあるけれどほぼ緑。
木漏れ日がきれい。
登山靴でなく、スニーカーなのでラクチン。
18リットルの小さなザックなので、背負ってないかと思うくらい軽い〜。
麦茶と湯で1.5リットル持っていますが、トータルで3キロほどですから。
あぁ、久しぶりの高尾だー!

12:25 倒木がありますがひょいと乗り越えられます。

f:id:yueguang:20191107195503j:plain

すぐ分岐に。
12:35 トイレ
ここからすぐ、景信山の山頂です。
ススキが秋を感じさせてくれます。

f:id:yueguang:20191107195539j:plain

f:id:yueguang:20191107203847j:plain

富士山だけでなく、都心まで一望。
スマホで撮ったので、どちらもあまり良く写りませんでしたが…

f:id:yueguang:20191107195616j:plain

f:id:yueguang:20191107195642j:plain

小さい秋みーつけた、の歌がでてきそうな、こじんまりとしたモミジ。

f:id:yueguang:20191107195720j:plain

今日は平日なので、茶屋はもともと営業していませんが、壊れている箇所がけっこうあり心配になりました。
荷揚げをする道が通行止めで歩荷で揚げなくてはならないとなると、修繕も大変です。

山頂で、温かいココアを飲みながら先日、立川の昭和記念公園で買った、うどの甘露煮が入ったどら焼きをいただきました。
うどのシャキシャキ感がうっすら。
山で食べる甘いものはおいしい。
それからしばらく本を読んだり、景色を眺めたり。

13:15 高尾山に向かいます。
どんどんどんどん下ります。
まき道は通行止めです。

13:35 小仏峠

f:id:yueguang:20191107195800j:plain

通るたび思うのですが…なぜ、あなたたちはここにいるの?
少しだけ、登り返します。

13:50 鉄塔が見えれば、城山です。
ここも眺めがいいんです。
富士山には笠雲がかかっていました。
天気が荒れているんでしょうね。
ここには、たくさんの秋がありました。

f:id:yueguang:20191107195851j:plain

城山から相模湖への道も好きですか、今日は高尾山へ。

また、どんどん下ります。
あぁー、ほんと気持ちいい道。

14:10 一丁平
今年はここで、ダイヤモンド富士を見ようかな。
いつもシモバシラの花を見るまき道も、通行止め。

階段キライ。
2箇所あります。
1つ目は、右に行けばもみじ台へ。
2つ目は、いつもは右の道で稲荷山コースへつなぎますが、今日は薬王院を通りたいので、左の道へ。
真ん中の階段を選択すれば、高尾山の山頂から薬王院へ。

14:40 高尾山直下
ケーブルカーで登ってきた人たちだとは思いますが、ダウンやコート率が高い…
また「あの人、半袖〜」
と言われてしまいました…

14:45 薬王院

f:id:yueguang:20191107200028j:plain

染まったらきれいだろうなぁ。
あと、2週間くらいでしょうか。

f:id:yueguang:20191107200205j:plain

f:id:yueguang:20191107200258j:plain

人が多くて騒がしく、来るたびに何だかいろいろ増えて俗っぽい感じがするのですが、好き。
小銭すら忘れ、ガチャガチャもできない。

f:id:yueguang:20191107200125j:plain

お賽銭もない。
PASMOがあれば、お金なくてもここまで来れちゃうもんだから…

お坊さんたちが生活している建物の近くに、福徳弁財天様がいらっしゃいます。
ここに立ち寄る人は少ないです。

f:id:yueguang:20191107200403j:plain

護摩受付所を背にして左に進むとこの景色になりますので、ほんとにこっちでいいのかな、と思いながら進んでください。
突きあたります。

f:id:yueguang:20191107200431j:plain

f:id:yueguang:20191107200516j:plain

ほんの少しの距離ですが、腰をかがめて進みます。
そして、来た道を戻ります。
高尾山の山頂に行くなら矢印方向へ進みます。

それにしても、今日は空気が澄んでいてどこからでも眺めがいいなぁ。
嬉しい。
でも、夜勤明けで眠いから夕陽は見ずに下ります。
行きの電車で眠くてたまらなかったけれど、来て良かった。
楽しかった!

夕陽を見るためでしょうか、15:30を過ぎてもケーブルカーからはたくさんの人が下りてきます。

1号路は、登りで鍛えられるけれど、下りは舗装路であり急なので脚にきます。
なので、邪魔にならないようにちっちゃくS字カーブを描きながら、ちょこちょこ下ります。
気休め程度ですけどね。

f:id:yueguang:20191107203922j:plain

ここでは、ぜひ祈りたいですね。

f:id:yueguang:20191107204002j:plain

最後に、ルート上のトイレですが、小仏峠以外のポイントごとにありますが、「城山のトイレはシステム不調のため使えない場合もあり」とのことです。

電車を下りて、回転寿司に寄ってから家に帰り、汗をかいたウェアを洗い、お風呂に入って、
山頂で読んでいた本の続きを読みながらハーゲンダッツのストロベリーを食べました。
すっごく幸せな休日でした。

大好きな高尾。
スギとヒノキの花粉が飛び始めるまで、いっぱい通いたいです。