働きながら窓の外を見ると、きれいな青空。
いいなぁ…
暑そうだけど、こんな日に山を歩けたら楽しいだろうなぁ…
早く仕事が終わり、
「帰ってもいいですか?」
店長「高尾山でも行くのかな?」
バレてる!
こわいこわいこわい。
エスパーですか…
お腹はぐぅぐぅいっていましたが、タイムカードを押して、そのまま高尾駅へ向かいました。
すっきり晴れわたった、こどもの日。
鎌倉や高尾山の混み具合が報道されていましたし、早く帰れたから14:00前のバスに乗れそう。
景信山から高尾山へ歩くことにしました。
高尾駅北口改札横にある「一言堂」で、まずは腹ごしらえ。
季節の野菜カレーを食べたかったけれど、まさかのご飯が品切れ!
パンじゃ、この空腹はおさめられない。
そうなると、鍋焼きカレーうどんしか選択肢がないのですが…
登る前から大量の汗をかきました。
バス停から少し歩いた家の玄関前で販売中。
梅干しは、暑い季節の山歩きには最適です。
14:30
小仏バス停から10分で、登山口に到着しました。
シャガだ〜。
そうか、もう5月だもんな。
凝った花びらの形、繊細な模様と色の散り具合。
きれいだなぁ。
朝に咲き、夕方にはしぼんでしまう一日花です。
高尾山でも見かけます。
日陰は涼しいけれど、25℃って暑すぎます。
10℃くらいがいいな…
15:10
景信山にやっと着きました。
都心は霞んでいます。
寒いときなら速足で30分だけれど、今日はムリでした。
茶屋、間に合った〜。
日が長くなったから、営業時間がのびているそう。
「なめこ汁なら出せるよ」
では、おにぎりといただきます。
カレーうどんじゃ、お腹ふくれなかったからな。
やっぱり、米だよ、米。
なめこ、とぅるん。
うまい〜!
登山口近くに、パトカーや山岳救助隊と車体に書かれた車がいたから、何事かと思っていたのです。
警察の方が山頂にいました。
年配の単独女性の、道迷いでした。
これだけの人が歩いていても、ふと、ひとりになるときがある。
そのときにスイッと道をそれてしまうと、
人の声は聞こえるのに道じゃないところにいて、不安になるだろうなぁ。
来たときには道に見えていたのに、振り返ったら道じゃない。
私も奥多摩で一度迷い、上に向かうことで、再び道に合流できましたが、あのときの、すぅーっと血の気が引く感じ。
忘れることはできません。
不安なときは、振り返ること。
景色を記憶できますし、振り返って足元が道に見えなければ、そこは歩くべき場所ではないと気づけます。
そして間違えに気づけたなら、分かるところまで引き返す。
そうでないなら、体力があるうちに登り返す。
上に行けば、正しい道に出られます。
下ってしまったら、探す場所が広がるばかり。
そこに道が見えている、安全にそこまで下れる、そんな確信がないなら下ってはいけません。
茶屋のお兄さんに
「餅つき(景信山では、土日祝に予約すればできるんです)、またやらないの?」
やりたいんです、ほんとは。
つきたての餅、おいしいんだもん。
会社辞めちゃったからなぁ…誰と来よう?
ゆっくり休憩しました〜。
よし!
高尾山へ向かいます。
高尾山まで4.2キロ。
そこから高尾山口駅までは、さらに3キロくらい。
16:30
城山に到着。
陽の光が柔らかになってきました。
城山の上空をヘリが何度も旋回しています。
何があったのか。
かき氷は…
もう片付け中でした。
次回に!
天狗さん、戻ってきたの?
傷んできたので撤去されたと聞いたのだけれど。
顔が違うから、違う天狗さんかもしれないです。
ヘリの音がしなくなったと思ったら、前から警視庁のヘルメットをかぶった男性。
ひとりってことは、ケガではなく、道迷いだったのでしょう。
場所が特定できて向かっているのかと思います。
16:45
一丁平に着きましたが、丹沢の山々は霞み、富士山は見えません。
夕陽の頃には、見えるかなぁ。
待っていようと思ったのですが、眠くなってきたので、日没まで待てずに下山開始しました。
いつの間にか、稲荷山コースに木道が!
ここ、赤土で滑るし、ぬかるむし、良かった。
それにしても長い。
通行止めにして、設置したのだろうか。
18:10
下りてきました。
久しぶりの山歩き、気持ちよかった〜。
やっと空が染まり始めたところです。
待てなかったな、やはり。
あれ、続々と一号路を緊急車両が上がってく。
また何かあったのだろうか。
私も肝に銘じます。
大切な人たちに心配をかけないよう、元気に帰ってこられるようにり
さぁ、山のシーズンの始まりです!