登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

山と食欲と私

最新刊の13巻が出ています。

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主人公がひとり登山に至るキッカケとなった話が載っています。
 
私は、妹と山歩きを始めました。
それまでもソフトボール仲間などと高尾山に登ったことはありましたが、地図を買い計画をたてたり、交通機関を調べ、ザックなどを購入したり、持って行く荷物を試行錯誤を繰り返して減らしていったり。
 
全部が楽しかった。
成長というと大げさですが、体力を含めて確実に変わってゆく自分を毎回のように実感できました。
 
今は「連れてって」と言われる側ですが、連れていったことがある人には、次に歩くときは先頭をまかせてペース配分を考えてもらったり、少しでも今より先へ向かえるようにしています。
 
不思議なのは、計画だけたててほしい、と言ってくる人。
一緒に行かないのに。 
ひとりで歩ききる体力や、岩場を難なく行ける技術かあるのに、計画はたてられない。
考えてみたら怖い話ですね。
道を間違えたり何かあっても、一緒にいないからどうしようもできない。
計画をたてるのもすごく楽しいのにな…
誰かがたてた計画を歩いてきなさい、って言われても私、絶対行かない。
 
いろいろなことを想像し、自分で調べるからこそ、計画は完成されます。
それが習慣になれば、計画をたてずに山へは入れません(高尾山だって、計画たててます!)。
自分で調べたほうが記憶にも残りますしね。
 
この13巻、自分で計画をたてる一歩を踏み出す、すごくいい話だと思います。
友達のセリフ
「やりたいことがあるなら自分も背負え」
がぐっときました。
 
連れてってもらうのは楽。
でも自分で計画するのは、ずっとずっと楽しい。
同じ漢字ですが、全然違いますよ!