山で雷にあうのは、本当に怖い。
とっさに動けるよう、夏はとくに意識して「雷にあったらどうするんだっけ」と思い出すようにしています。
地べたにうつぶせは、ダメ。
地面に落ちた雷が体を通ります。
木の下に入るのも、もちろんダメです。
避雷針に近づくようなもの。
何m離れればいい、角度がどーたらこーたら、と言われますが、そんなの、焦っているときに下から測れるわけがない。
できるだけ低い姿勢でしゃがみます。
膝をそろえて、かかとをあげて、しゃがむのがベストです。
もしも雷が落ちてしまったとき、かかとを上げていれば、地面との接地面積が少なくなるから。
膝をくっつけるのは、雷の通り道を膝下に限定させるためです。
以前、北アルプスの笠ヶ岳(写真の右奥)の山頂でお昼寝をしていて雷が近づいてきたとき、本当に怖かったですもん。
あのとき、耳の中で鳴った、虫の羽音のような音と、顔に触れてビリッとしたいたさ。
忘れません。
ちなみに、海で雷にあったら。
すぐに海から出て建物へ避難。
これに限ります。
火曜サスペンスとかでよくあったじゃないですか、悪いヤツが被害者を感電死させる場面。
水は雷を通すんです。
塩水だと余計に。
もし自分に雷が落ちなくても、近くの誰かに落ちたら自分のところまで間違いなくビリビリがやってきます。
意識不明になったり、体が動かなくなれば、沈んで溺死する可能性もあります。