登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

両親と諏訪大社めぐり

やっぱり、こちらは冷えるんですね〜。

今朝の気温は6℃でした。

 

私はアウトドア用品を販売しているお店で働いているのですが、先日、店長に

「いつまで半袖で働くつもり?」

… 年内、ダメですか?

もしくは、最低気温が10℃をきるか、最高気温が15℃ … ごにょごにょ …

「ダメに決まってるでしょー。通勤してる間、ほかに半袖の人いる?」

います!

仲間は、います!

「いない(ほんとにいたもん)ってば! お店にも、もう半袖のものがないんだから、長袖にしてね」

うぅ…

いつからですか?

「明日から、って言いたいけど、来週からでいいよ」

忘れたフリって、何週目までいけますかね?

「ダメだよ!」

 

優しい店長です。

半袖でも汗ばんでるのになぁ、とくに食後。

がんばるか。

半年、長袖で…

 

無料参拝バスで諏訪大社四社を巡るコース | 神秘なる諏訪湖に心癒される宿 上諏訪温泉 しんゆ(親湯)公式HP

事前予約が必要ですが、チェックアウト後(午後出発もあるのでチェックイン前も可能)に宿のバスで諏訪大社をめぐることができます。

何年前だろうか、これにツレと参加しました。

その日は、小雨が降る天気予報。

そうです、天気が悪いために予定より1日早く山を下りてきた私に合わせて、仕事を早く終えて夕方、諏訪湖まで来てくれたんですもん。

他の方は天気を見てキャンセルしたようで、ロビーに集合した参加者は私たちだけでした。

2人では申し訳ないかな、と思ったのですが「気にしないでください」と言ってくださったので、レッツゴー。

しっとり降る雨にけぶる本殿や御柱、私たちのテンポに合わせてくれた丁寧な説明、何もかも最高でした。

諏訪大社 - Wikipedia

今回は晴天で、参加者も15人ほど。

あのときに比べると駆け足になった感は否めませんが、やっぱり説明していただけるとおもしろいです。

参加する価値、ありますよ〜。

でも今度は、自分たちだけでゆっくりまわりたいかな。

「何分までにここに戻ってきてください」と時間の制限があるのは仕方ないことですが、それでは全部が見られないくらいに、見たいものが多いんですもん。

 

まず、バスで30分ほどの「上社前宮(かみしゃまえみや)」へ。

諏訪湖の南に上社、北に下社があります。

諏訪大社は、全国に1万以上ある諏訪神社の総本社です。

葉の色が、ほんとうに美しいです。

 

ここだけが、自然の風景にとけこんだような、素朴な佇まいです。

 

手水舎なんです、この小さな沢が。

自然な感じが、すごくすてきだと思いました。

 

さて、4つの大社それぞれに4本の御柱(おんばしら)がありますが、ここ、上社前宮だけが本殿をぐるりとまわることができるので、4本とも触れられます。

ほかの大社は本殿の後ろが禁足地となっているため、前にある2本の御柱のみ、見たり、触れたりできます。

 

お次は「上社本宮(かみしゃもとみや)」へ。

バスで5分ほどです。

鳥居にぶらさがっているのは、蜂の巣だろうか…

 

すっくと。

力強さを感じます。

 

諏訪大社の神紋は、梶の葉です。

上社の神紋は、根が4本。

 

手水舎が温泉です。

あちち。

 

諏訪大社上社十五夜祭奉納相撲 - 信州の伝承文化 - 信州の文化財 - 八十二文化財団

土俵もありました。

 

諏訪湖を北に「下社春宮(しもしゃはるみや)」へ。

バスで30分ほどです。

 

気持ちいいなぁ…

 

立派だけれど、いちばん最初の「上社前宮」のような素朴な本殿が好きです。

なんだか、落ち着く。

 

下社の神紋の根は、5本です。

 

ミステリアスだけど、どこかユーモラス万治の石仏って? | 下諏訪の観光・旅行情報【おいでなしてしもすわ】

初めて見るたら、え?ってなると思います。

アンバランスなんだけど、それだけじゃなく、う〜ん、うまく言えません。

周りが田んぼ、その中に、でんっと。

前から見ても、横から見ても、後ろから見ても不思議。

本殿から少し離れた場所に鎮座していますので、ここがいちばん駆け足でしたねー。

もったいない。

不思議な空間にもっとどっぷり、ひたりたかった。

お賽銭も石の中へ、ちゃりんちゃりーん。

 

最後の「下社秋宮」へ。

バスで5分ほどです。

縄鳥居、好きです。

 

この手水舎も、あちち。

 

パワースポットという言葉はつかわないけれど、神社やお寺、山には確かに力が宿っていると思うのです。

 

白樺ではなく、白い松なんですって。

幹の模様が美しいです。

 

 

諏訪大社竜神さまは、10月の神無月にも諏訪大社をお留守にしないそうです。

信濃の国の神無月 - 長野県の昔話 | 民話の部屋

 

お礼と祈りをこめて、触れます。

 

さざれ石ですって。

君が代の歌詞にありますよね。

 

さよなら。

また来ます、必ず。

 

あー、すごくいい時間でした。

 

バスで上諏訪駅まで送っていただきました。

八ヶ岳に登るときいつも寄る、茅野駅にある馬肉料理屋さんでランチ予定でしたが、中央線が遅れていたため、断念。

駅近くのラーメン屋さんで、信州味噌ラーメンと餃子を。

 

あずさの待ち時間に、上諏訪駅のホームにある足湯でのんびり。

けっこう、広いんです。

でも、昨日着いたときは満員御礼でした。

温泉卵をつくるスペースもあります。

足だけでも、疲れがとれる。

温泉って、ほんとにすごいや。

 

「また来たい」と両親が言ってくれたのが嬉しかった。

またね。