68番 神恵院 と 69番 観音寺は同じところにあります。
68番はコンクリート打ちのスタイリッシュな本堂。
愛媛県に入りました。
別格14番 常福寺へ。
椿堂ってなっています。
5月に椿でいっぱいになるのだろうか。
別格15番 箸蔵寺へ。
Googleマップで道が出ず、また迷うと時間がもったいないのでロープウェイに直行。
3月は桜、5月は椿、6月はアジサイ、11月は紅葉、冬は雪景色が楽しめるそうです。
本堂に着くまでに階段をけっこう上ります。
本堂より手前の護摩堂で大興奮!
彫刻が今まででおそらく一番すごい。
何もかも好き。
本堂には、ローソクや線香を置く場所がありません。
神仏習合(神道と日本の仏教が融合してひとつの信仰となること)だからだそうです。
護摩堂だけでなく、本堂も見ごたえあります。
彫ってあるものが繊細で見事で。
ずっと見上げていたから首が痛い。
本堂の横は広場になっていて、下からハイキングで登ってきた(登れたんだ…とロープウェイをつかったことをやっぱり後悔)人たちがお弁当を広げています。
ハイキングの目的地がここでお弁当なんて、楽しいだろうな。
休日を思い思いに過ごす人たちがたくさん。
のどか。
座るところがたくさんあり、混雑は感じません。
原付を購入したときに、ここに寄り道しようう! と決めていました。
きれいな川だ~と思っていたら、原付を買って最初の頃に渡った吉野川でした。
渓谷と紅葉で絶景。
あ、ラフティングしてる。
いいな、いいな。
それにしても失敗した…今日は日曜日。
快晴で紅葉で日曜日、なんて渋滞するに決まってる。
ほんとは上にある、しょんべん小僧まで行きたかったんです。
でも一本道は大混雑。
全然、進まないや。
進まないから景色見てられるんだけど。
原付なのですり抜けて走っている人もいるのですが、普段やらないことをやると事故をおこす。
もう満足。
暗くならないうちに宿に着きたい。
ここまでの景色を堪能して、もそもそしているのが特徴の「祖谷(いや)そば」を食べてUターンしました。
別格13番 仙龍寺へ。
なんとここはご本尊が空海さん。
65番 三角寺へ。
標高が430m、至る道はくねくね。
気持ちを落ち着けておまいりし、御朱印をいただいたのは17時ぎりぎりでした。
ここからは、夕焼けに染まる海を見ることができました。
走行距離は132km。
お尻が疲れました。
本日の宿は「大成荘」
ここはよく覚えています。
本当に楽しかったから。
到着時、ほかのお客さんはアメリカ人の女性(41歳の教師)とフランス人夫妻(60代)って言われてビビっていました。
とってもとっても明るくていい人たちだった。
私は英語が苦手でほぼ分かりません。
それなのになぜか楽しい。
大成荘のおかみさんも英語は分からないそう。
おかみさんは、このとき77歳。
民宿を続けるために、73歳でここを建て替えようって思ったのがすごい!
おかみさんがとても親切で明るくて。
ご飯を作るのが旦那さんっていうのも意外で、それがまたおいしい!
4人でお願いしたら、初めてお客さんの前に顔を出してくれました。
盛り上がりました~。
それにしても不思議なのは、外国の方々と宿が同じになりますが、おまいりしているところに出くわさないこと。
御朱印の列にも並んでいるのを見たことがない。
もらわないのかも。
3人に聞いてみればよかったな。
日本人でも、お賽銭ぽぉんと投げて手だけ合わせて、次! っていう感じで去っていく人も多い。
ローソクで「来ましたよ」と告げ、線香の香りでご本尊さまをもてなして、般若心境を唱え、お礼を伝えたり祈りをささげる。
そういう形をきちんとしようって思っていたけれど、お寺を見てうわぁって思ったり、ここ好き、って感じたりするだけでもいいんじゃないかって思えてきました。
どんな思いで四国に向かったか、それは本人しか知りえないことです。
でも来たくて、ここに来た。
祈りたい人は祈る。
速くたくさん歩くのを競いたい人は勝手に競えばいい。
お寺の彫刻や天井を見てみたい。
パワースポットめぐりが好き。
それぞれでいい。
理由はなんでもいいんだ。
そう思えてきました。
この夜の楽しさ、ずっと忘れないと思います。