登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

四国一周 2017/11/12

68番 神恵院 と 69番 観音寺は同じところにあります。

68番はコンクリート打ちのスタイリッシュな本堂。

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愛媛県に入りました。

別格14番 常福寺へ。

椿堂ってなっています。

5月に椿でいっぱいになるのだろうか。

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別格15番 箸蔵寺へ。

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Googleマップで道が出ず、また迷うと時間がもったいないのでロープウェイに直行。

3月は桜、5月は椿、6月はアジサイ、11月は紅葉、冬は雪景色が楽しめるそうです。

本堂に着くまでに階段をけっこう上ります。

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本堂より手前の護摩堂で大興奮!

彫刻が今まででおそらく一番すごい。

何もかも好き。

 

本堂には、ローソクや線香を置く場所がありません。

神仏習合神道と日本の仏教が融合してひとつの信仰となること)だからだそうです。

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護摩堂だけでなく、本堂も見ごたえあります。

彫ってあるものが繊細で見事で。

ずっと見上げていたから首が痛い。

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本堂の横は広場になっていて、下からハイキングで登ってきた(登れたんだ…とロープウェイをつかったことをやっぱり後悔)人たちがお弁当を広げています。

ハイキングの目的地がここでお弁当なんて、楽しいだろうな。

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休日を思い思いに過ごす人たちがたくさん。

のどか。

座るところがたくさんあり、混雑は感じません。

 

楽しみにしていた「大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)」へ。

原付を購入したときに、ここに寄り道しようう! と決めていました。

きれいな川だ~と思っていたら、原付を買って最初の頃に渡った吉野川でした。 

渓谷と紅葉で絶景。

 

 

あ、ラフティングしてる。

いいな、いいな。

屋久島でのカヤック、楽しかったもんなぁ。

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それにしても失敗した…今日は日曜日。

快晴で紅葉で日曜日、なんて渋滞するに決まってる。

ほんとは上にある、しょんべん小僧まで行きたかったんです。

でも一本道は大混雑。

全然、進まないや。

進まないから景色見てられるんだけど。

原付なのですり抜けて走っている人もいるのですが、普段やらないことをやると事故をおこす。

もう満足。

暗くならないうちに宿に着きたい。

ここまでの景色を堪能して、もそもそしているのが特徴の「祖谷(いや)そば」を食べてUターンしました。

 

別格13番 仙龍寺へ。

なんとここはご本尊が空海さん。

 

65番 三角寺へ。

標高が430m、至る道はくねくね。

気持ちを落ち着けておまいりし、御朱印をいただいたのは17時ぎりぎりでした。

ここからは、夕焼けに染まる海を見ることができました。

 

走行距離は132km。

お尻が疲れました。

  

本日の宿は「大成荘」

ここはよく覚えています。

本当に楽しかったから。

到着時、ほかのお客さんはアメリカ人の女性(41歳の教師)とフランス人夫妻(60代)って言われてビビっていました。

とってもとっても明るくていい人たちだった。

私は英語が苦手でほぼ分かりません。

それなのになぜか楽しい。

大成荘のおかみさんも英語は分からないそう。

おかみさんは、このとき77歳。

民宿を続けるために、73歳でここを建て替えようって思ったのがすごい!

おかみさんがとても親切で明るくて。

ご飯を作るのが旦那さんっていうのも意外で、それがまたおいしい!

4人でお願いしたら、初めてお客さんの前に顔を出してくれました。

盛り上がりました~。

 

それにしても不思議なのは、外国の方々と宿が同じになりますが、おまいりしているところに出くわさないこと。

御朱印の列にも並んでいるのを見たことがない。

もらわないのかも。

3人に聞いてみればよかったな。

 

日本人でも、お賽銭ぽぉんと投げて手だけ合わせて、次! っていう感じで去っていく人も多い。

ローソクで「来ましたよ」と告げ、線香の香りでご本尊さまをもてなして、般若心境を唱え、お礼を伝えたり祈りをささげる。

そういう形をきちんとしようって思っていたけれど、お寺を見てうわぁって思ったり、ここ好き、って感じたりするだけでもいいんじゃないかって思えてきました。

 

どんな思いで四国に向かったか、それは本人しか知りえないことです。

でも来たくて、ここに来た。

祈りたい人は祈る。

速くたくさん歩くのを競いたい人は勝手に競えばいい。

お寺の彫刻や天井を見てみたい。

パワースポットめぐりが好き。

 

それぞれでいい。

理由はなんでもいいんだ。

そう思えてきました。

 

この夜の楽しさ、ずっと忘れないと思います。