目の前のこれは現実なのでしょうか…
今まで見たことのない密度でサメがいるのですが。
ただただ目の前の光景をぽかんと眺めているだけで、30分経過。
圧倒されていたのです。
実際は呼吸をするレギュレーターを噛みしめているため、口は開いていないのですが、気持ち的にはぽかん。
連続で、海のブログです。
千葉県館山市の伊戸で潜りました。
サメ シャークスクランブル 千葉 館山 伊戸ダイビングサービスBOMMIE
まさにシャークスクランブル。
動画でもご覧いただきたいです。
最後はのんびり泳いでいる動画です。
見渡す限り、サメ! サメ! サメ!
たまにアカエイや、コブダイ、クエなどもいますが、やはりドチザメの存在感がすごすぎる。
強面ですが、性格はおとなしいそうです。
指も一度嚙まれましたが、尖っていないので「ん? キミ、もしかして噛んだ?」程度です。
正面衝突を何度もくらわされて、なんだかおかしくっておかしくって、海の中でひとり「ぼぼぼぼぼ」と笑ってしまった。
避けないのかーい。
優しく撫でるのはオッケィだそうです。
さっきから私の周りでくるくるしているサメに、そっと手をのばしてみました。
頭から尾っぽへ向かってなでると、ぬめ~。
うん、思っていた通りの質感。
逆に、尾っぽから頭だと…ジャリジャリジャリ!
これぞ、サメ肌!
素手だと傷つきそうなヤスリっぷり。
でも素手だと、私たちの体温はサメにとって熱いのではないかな。
なぜ、このようにサメたちがタワーのように群がっているかというと…
ここでは、定置網にサメが入り込まないように、定期的に餌付けしているそうです。
黄色のカゴがいくつか海中にあり、その中に餌が入っているので群がります。
朝一番で潜ると、海底におとなしくしているそうですが、ひとたび餌カゴを入れれば!
「ハラへったぞ~~~! 餌だ~~~!!」
って感じでしょうか。
おとなしい状態も見てみたかったけれど、どちらかといえばタワーですよね!
迫力ありました。
少し離れたところでは、お腹いっぱいなのか?
ゆっくりしているサメも。
私は今までのダイビングでは、魚を見るよりもどちらかというと海中で無重力を楽しむのが、いちばん楽しかったのですが…
今回ばかりは、目の前に繰り広げられる光景を静かに眺めるだけで大満足。
えー、もう上がらなくちゃいけない時間なの…?
水深が20m超あるので、そんなに長い時間潜っていられないのです。
帰りのボートでも楽しみがあります。
あと、このポイントのいいところ!
潜る場所まで、港から船で3分。
酔い止めをのんでも酔う私でも、酔っている暇がありません。
でも、私は浮上するとき(水深5mで3分ほど安全停止というのを行います)酔うので、帰りは絶対に気持ち悪いんですけどね。
ウミネコに小魚をあげる楽しみがあり、吐くのは何とか我慢できました。
ほかの魚たちもご紹介。
ドチザメだけでなく、ネコザメも漁礁の中にいました。
ネコザメもおとなしいんです。
7月の川奈では、手のひらより少し出るくらいのサイズの赤ちゃんを見ることができました。
このネコザメは頭だけで30cmはあるでしょうか、大きいです。
黄色と白のカエルアンコウ。
どちらもサンゴに挟まっていますね。
体を固定しているの?
とぼけた表情が好きです。
体とサンゴの色が似ています~。
でこっぱちのコブダイ。
おばちゃん顔です。
テングダイ。
目立ちます。
おちょぼ口がかわいい。
アカエイの舞。
長いしっぽには毒がありますが、海中でなでられるだけなら、なんともありません。
ウェットスーツの背中のファスナーに長い紐がついているのですが(自分でしめられるよう)、「なんか引っ張られるなぁ」と振り向いたら、その紐をハムハム食べていました。
口、かわいい!
帰ってから、何度も何度も、撮った写真や動画を見ています。
見るたびに、私はあのときの興奮を思い出せるけれど、この小さい画面だけでは、あの空間のすさまじさというか…は、ほとんど伝わらないんだろうなと思います。
やっぱり画面で見るだけでなく、その場にいなくちゃダメだ!って強く思いました。
ダイビングの後は、車で40分ほどの「ろくや」へ。
岩井湯元温泉の網元の宿ろくや 公式サイト 磯料理と温泉と海水浴の宿。
今回も刺身おいしかった…
海に潜り、貸し切りで温泉につかり、おいしい料理。
海も山も、サイコーです!