登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

東伊豆 川奈でダイビング その1

今年初の川奈でのダイビング。

O.D.A.Japan | 伊豆・伊東市川奈のダイビングショップ

海中で酔うかも…という心配は毎回ですが、ビーチなので気持ちは少し軽い。

まぁ、私の場合は

「吐くときもある」ではなく「吐かないときもある」なのです。

8割吐いてるような…

頭痛になることも多いのに、それでも潜るのは楽しい。

 

ここは、先日潜った雲見のショップのように、海から上がっている時間の束縛がない(当たり前のような気もするけれど)んです。

みんなが思い思いの場所で静かに休憩。

時間になったら集合。

雲見は、迎えのボートがくるまでの待ち時間に波に酔ったことはおいといても、もう利用したくないと思ってしまった。

インストラクターさんがひとり、というこぢんまり感は好きなのですが、なぜ夕食をお客さんみんなで食べに行かなくてはいけないの?

昼食はみんなで、というのはスケジュールの都合上もちろん従います。

が、ひとりで過ごしたい人もいるんです。

「必ずみんなでシェアして食べてきて」

お客さん同士、仲良くなってほしいだけなのでしょう。

でもそれ、ほんと苦痛。

今のご時世、黙食が推奨されているのに複数での食事、ましてシェアを強要するなんて…

 

1日目は行かなかった。

2日目はお店の人に連絡して了承をもらい、1時間以上早くひとりで先に行った…ら、あとから追ってこられた。

洞窟に潜りたくなったら、宮古島に行こう。

西伊豆にも洞窟ポイントあったし。

探せばほかにもあるでしょう。

 

今回も、前泊しました。

小田原で遅めの昼ごはん、夏限定のカルビつけ麺を食べて川奈へ。

ペンション ア・ドマーニ - 川奈のHot Spring Hotel

駅まで迎えに来てくださり、翌日は港(歩くと10分くらい)まで送ってくださいました。

朝食付き、または素泊まりの宿です。

冷蔵庫、電子レンジ、お湯があるので、お弁当などを買って食べるのも可能。

掛け流しの温泉が気持ちいい〜。

浴槽は、ふたりでちょうどいいくらい。

 

朝食は8:00〜。

部屋にお膳が運ばれます。

サバがふっくら香ばしい。

おいしかった〜。

魚が苦手な方は、事前にお伝えしておけば煮物になるようです。

 

始発で川奈へ向かうのは、けっこうキツくて。

「せっかくのダイビング、体調悪かったらもったいないも~ん」

と、前泊をするようになりました。

 

今日は2ダイブ。

曇ってるけど、海が荒れてなければいいの。

でも北東の風になってしまい、波がけっこうあるな…

 

まず、コロダイの赤ちゃん。

体長は小指よりも短いのです。

動きが小刻みすぎて、ピントが合わないよ~。

画面真ん中少し右寄りの、黄色と黒のシマシマです。

2ダイブ目で出会ったコロダイの成魚は、80センチほどの大きさ。

地味…

黄色はどこいったの?

シマシマから水玉だし。

くっついているのは赤ちゃんではなく、クリーニングしているホンソメワケベラです。

ホンソメワケベラ - Wikipedia

このように、幼魚と成魚でまったく柄が異なる魚もたくさんいます。

 

そしてそして!

海の中で叫び出したくなったのが、アオリイカの産卵!

通常、水温が15℃(今回は23~25℃でした)くらいの4~6月が産卵の時期です。

私は夏にしか潜りません。

生みつけられた卵はよく目にしますが、まさか…

この瞬間に立ち会えるなんて。

夢中で写真を撮っていたら変な姿勢になっていて、すぐ横にいたウツボに驚いた瞬間、人生で初めて太もも裏がつりそうになりました。

体を丸めて事なきを得ましたが、つるって痛そうですね。

大きい方がオスです。

ひとまわり小さなメスを産卵場所までエスコートし、白い房(その中に粒状の卵がいくつか入っています)を生みつけるのを見守ります。

そのあと、ペアごとにその場を去っていきました。

静かな儀式が終わり、ひっそりと白い房だけが残されました。

 

アオリイカの寿命は1年。

産卵を終えると死んでしまうのですが、そのまま一緒に命を終えるのでしょうか。

 

ウツボミノカサゴが卵を狙っていて、生まれた瞬間食べられてしまうことも多いそうです。

卵のすぐそばにウツボ

そのあと泳いでいる最中に、墨汁をぽちょんぽちょんと垂らしたようなものがいくつも漂っていました。

手刀で切ってみて、墨だと確信。

さっきのアオリイカたちなのだろうか。

邪魔が入らず、静かに命を終えられるといいと思いました。

 

アオリイカを見て興奮したまま泳いでいると、砂地からぴょこんと出ているハナアナゴを発見。

夜行性なので、昼は砂に潜っています。

目くりくりだなぁ。

 

ほかに、円盤のように海中を飛んでゆく月日貝(ツキヒガイ:片面が赤褐色、もう片面がクリーム色で月と太陽のようだから)やアカオビハナダイを見て大満足。

 

いつも会えるね~、カメさん。

お元気でしたか?

 

波がそこそこあったので、午前中に2ダイブ終えました。

伊東駅まで戻り、お昼ごはん。

伊東のランチ・居酒屋「まるげん・まるたか」

海鮮丼と、やっぱた(=カマス)フライをいただきました。

 

せっかく伊東まで来たので、共同浴場でひとっ風呂あびようと思ったら、故障…

掃除をしていたおばちゃんが「東海館も日帰り入浴やってるわよ」と教えてくれました。

行ってみたら土日祝のみの営業。

汗がどんどん出てくるな…

もういいや、川奈へ戻ろう。

伊東駅に着いたら、次の電車は50分後。

 

すてきなマンホール3連発。

 

さっき海鮮丼食べた店の向かいに、カフェがあったような。

ワンピースの色が変わってるくらいの汗です。

備屋珈琲店(ビンヤコーヒー店)│恵比寿、伊豆高原の喫茶店(カフェ)

入るとヒンヤリ~。

コーヒーのめないけど、カフェオレなら…と思ってたら甘味メニューがいっぱい。

粟ぜんざいを注文。

汗がひきました。

ありがとう。

 

 

 

今夜の宿はここ。

川奈駅から急坂を登り、再び汗。

伊東市川奈・旅館夢路|公式サイト | 伊東エリア最安、ダイビング、釣り、ビジネス、観光に便利な伊東市川奈最安の旅館夢路の公式ホームページです.。

なんて安いんですかね…

素泊まり2500円。

夏はエアコン代として、プラス200円。

安すぎる値段にひるみました。

昨日のペンションに連泊したかったのですが、満室で予約が取れずここにしたのです。

鍵もなく古いけれど、くつろげました。

田舎のおばあちゃんの家という雰囲気。

 

明日は、会社の女の子が体験ダイビングをしに川奈まで来ます。