登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

飯能アルプスへ その2

多峯主山

どうしてこれで「とうのすやま」って読めるのでしょう?

 

ゆるやかな道を登っていきます。

はい、T字路に出ました。

どっちよ〜?

どっちの道も、同じくらいの勾配だし。

私、二択をせまられています。

 

よし、右だ。

里山だと、こまかいとこまで地図に載ってないんですもん。

15分くらい行って、違っていそうなら戻ればいいや〜、と歩いていたら地元の方が前にいらっしゃいました。

迷いましたが、尋ねてみると…

 

逆だったかぁ。

だいたい、二択は外してるなぁ。

聞いてよかった。

せっかく登ってきたのに、下りてくところでした。

11:00

多峯主山の山頂へ到着。

こんな標高だとは思えないくらいの展望でした。

奥武蔵ロングトレイルって105kmもあるんだ〜。


山頂のすぐ下にトイレ(とてもきれいです)があるので、龍崖山よりものんびりできそう。

夜明けをみるのも良さそうです。

いいなぁ、こんなところが近くにあって。

ちょっと登って、なんか作って食べて、音楽聴いたり本を読んだり、うとうとしたり…

のんびりして下りてくる。

最高じゃないですか!

これらは全部、家でもできること。

でも、山でやるからいいのです。

ふと目を上げると、大きな景色が広がっている。

たまらなく気持ちがいいです。

 

時間をかけて登山口まで行き、何時間も歩いて歩いてようやく絶景とご対面! も最高です。

でも、こんな山が自分が暮らす家のそばにあったらいいな、と心底思いました。

 

ここから飯能駅まで、天覧山を経て約5kmです。

「雨乞池」がありました。

へぇ、この池は枯れたことがないんだって。

登ったのは1/10でしたが、東京は12/22から全く雨が降ってないそうです。

乾燥すると火事も発生するし、ちょっと降ってもらった方がいいかもしれません。

 

穏やかないい道〜。

 

ヒッ!

危機一髪。

もともと弱ってたんでしょうね、けっこう太い枝がこの強い風でボキリと折れ、ドサッと私の前に落ちました。

直撃したら、相当なダメージですね…

ビビって内股になっちゃってるではありませんか。


天覧山の山頂に着きました。

こんなにゆっくり歩いてきても、まだお昼前なんだ。

 

夜間は立入禁止だそうです。

いくつもあったので、本当にダメそうですね。

 

天覧山の山頂は人が多かったので、通過して能仁寺(のうにんじ)方面へ。

斜面に石仏がたくさんです。

あぁ〜、だから羅漢山って呼ばれてたんだ。

このお顔、好き。

少し行くと、説明がありました。

 

下山して飯能駅へ、たらたら歩きます。

お昼は何にしようかな〜。

お、お蕎麦屋さんだ。

入ったら…

ほとんどのテーブルに、まるまるとしたオムライス!

蕎麦屋さんなのに、オムライスを注文する人のほうが多いのか!

ぜひ食べてみたい!

だが、あのサイズを食べたら蕎麦は食べられない。

うぅ…

野菜たっぷり肉汁せいろにしました。

えっ、メニューよりずっと豪華なんだけど。

彩り鮮やかです。

野菜、うまーい。

天ぷらものってるし。

蕎麦にしてよかった!

大満足です。

この店構えで、オムライス出てくると思います?

 

駅でおいしそうなレーズンブレッド(大好き)を買い、いい気分で帰りました。

寝坊したし、2時間以上かかる飯能まで行くのが少々面倒と思ってしまっていたのですが、やっぱり行ってよかった!

 

 

そして…

朝、河原にあった地図で、軍太利神社に気づかなければ、龍崖山に登ることはなかったと思います。

山の地図でも見たんですよ。

そこでは「竜崖山」となっていました。

天覧山のルートとは反対側だし、往復したとしても大した時間ではないけれど、ルートに入れようとは思いませんでした。

たまたま軍太利神社が目に入ったこと、その足元にあった看板に惹かれたこと。

小さな縁かもしれませんが、そういうことにも気づけるように過ごしていきたいと思いました。