私だって本当は光が海にジャンジャン降り注ぐピーカンの日に潜りたい。
でも、雨や曇で波が静かならそれでヨシ…
欲張らないのです、快適に潜るためには。
今年の久米島の梅雨は、ほとんど雨が降らなかったそうでダムの水位が下がっており、昨日から節水が呼びかけられたそうです。
でも、これから数日間は、梅雨明け前の恵みの雨が降りそう。
昨日までは毎日雨の予報だったのに、トータルで数分しか降らなかったけれど、今日からは!
と思わせるスコールっぷりでした。
バチバチバチッ!
水着から出た肩に当たると痛いくらい。
1ダイブ目:トンバラザシ
昨日も潜りましたが、おもしろかったので同じでもいいんです!
最後に水深5m前後の棚(海底に広がる平地のこと)があると、動きながら&魚を探したり楽しみながら、安全停止ができるので好きです。
この魚、もしかして…
柏島ではほんとに小さな幼魚しか見たことがないけれど…
この写真なのですが、上がホホスジタルミの幼魚、下がマダラタルミの幼魚です。
ガイドさんに聞くと、やっぱりマダラダルミの若魚でした。
やったー!
こういうのに気づけると嬉しいです。
なんだ、あの大きな動くものは!
視界の端に何か捉えました。
スィーッと寄っていくと、瞬きするごとに体の色を変えて動く大きなタコ。
今日はタイマイだ~。
カメとタイマイの違いは、いくつかあります。
タイマイはくちばしが尖っていてちょっと怖い顔、甲羅の下がギザギザ。
船へ上がる前にも、またタコ。
小さな山のようになっていて、ガイドさんに教えられても、焦点がなかなか合いませんでした。
2ダイブ目:シチューガマ
ここも一昨日に潜りましたが、今回は違うコースで。
しばらくは中層をふよふよ泳ぎます。
泳ぐといっても大してフィンキックもせずに、流れに身をまかせてるというか…
海面も海底も見える、そんな空間を泳いでると、無重力感で気持ちいい。
ギックリ腰になるのが怖くて一生バンジージャンプができない私が飛べるのは、海の中だけです。
穴の中へストーンと落ちてゆくのは同じ。
振り返ると、穴の入り口の色がステキです。
イソマグロがいる!
グルクンの群れにアタックしていきました。
素早く逃げるグルクン。
でもちゃんと同じ方向。
秩序って美しいわ〜。
サザナミヤッコです。
このグラデーションのような色合いが好き。
光を当てたときと…
光を当てないとき…
どちらもきれいです。
海の中では青が強いですね。
ぽかっとあいた穴へ落ちていきます。
見上げると。
ウミヘビが寝てます。
全然動かない。
真ん中の黒いのが、クロヘリアメフラシ。
ガイドさんってすごいよなぁ…
2cmくらいですよ。
どうしてこんなの、見つけられるんだろう。
2ダイブ目からスコールになりました。
水不足が解消されますように。
海から上がると顔にバチバチ雨粒が当たりますが、いくらでも濡れていいという解放感がたまらなく、ボートでもずっと屋根がないところにいました。
普段の生活でこんなに濡れることないですもん。
雨風強いならレインウェアを着ますから。
さて、お昼休憩です。
昨日ほど長い時間ではないけれど、体も冷えたし、沖縄そば(小)をまたいただこう。
一緒に潜った方に島バナナをもらいました。
3ダイブ目:ウーマガイ
ここも昨日潜りましたが、毎回同じではないですからね。
私は酔いやすいので、毎回、いちばんにボートからドボンし、いちばん最後に上がります。
今回もパパッと準備して、お尻からドボン。
潜降を始めると、視界の端にニョロニョロ。
「大蛇?」と思ったほどの、ともかく今まで見たことのない太さのニセゴイシウツボでした。
耳抜きもソコソコ、追いかけて穴の中へおさまるまでを見届けて振り返ると、ボートが見える範囲だったので、ガイドさんが潜降してくるまでそのまま観察。
ぶっといわぁ。
口の中も水玉模様なのね〜。
よくいる黄色✕茶のウツボではなく、白✕黒なので、なんかスッキリきれい。
いや~、もう見える景色が全部きれい。
沖縄では超レアらしい、ベニゴンベ。
サンゴの中にはさまってるのってたいてい写真撮れないのですが、撮れてる!
真っ黄色が鮮やかなギチベラ。
このポイントでは、まだまだ小さなサイズのキンギョハナダイが乱舞していました。
大きくなってね〜。
くるんと仰向けになり、ワシャシャシャシャと雨粒があたる海面を眺めます。
なんてきれいな景色だろう。
そして音楽のよう。
今日はどこで食べようかな〜。
島の猿に行きたい!
電話すると録音が流れ、私が行った翌日から私が帰る日まで、臨時休業だって…
ん〜、どうしよう。
とりあえずイーフビーチホテルに向かっていくと「なーんちゃって居酒屋 銀太郎」さんがありました。
聞いたことある。
ここにしてみよう。
オーナーが高校球児で、楽天の選手もよく来るらしいです。
オススメから3つ頼みました。
まず、海ぶどうの手巻き寿司。
海ぶどうとマヨネーズも合うのね〜。
手前は、つき出しの刺身です。
炙り軟骨ソーキは、トロトロにとけた脂がお皿にくっついているほど。
チビエビの素揚げもおいしい。
でもひとりには、ちょっと多いな…
スコールの中、宿へ戻ります。
毎日、麦茶や野菜ジュースを買ってお世話になっているファミマでお土産を物色。
帰ったら沖縄そばをつくろう、紅しょうがいっぱい入れて。
あの出汁の匂いが好きです。
ちょっと沖縄そばを食べたいときには、こんな商品も。
おにぎりも沖縄でしか見ないものが多いです。
続きます。