長時間歩くとき「ハンガーノック」または「シャリバテ」と呼ばれている症状に注意します。
ざっくりの説明になりますが、長時間歩行の最中にお腹がすきすぎて、急に動けなくなることです。
甘いものを口にすれば、すぐ復活します。
大福は、冬でも凍らず腹持ちもいいし、好きならひとつ持っていくと安心かもしれません。
一度、お腹がすいただけで本当にそんな状態になるのか、4日間の縦走の最終日に試してみたのですが、ならなかった…なんでだろう。
体に蓄えがありすぎたのでしょうか。
相当歩いたんですけどね。
わざわざ「行動食」として、ボトルに甘いものとしょっぱいものを半分ずつ入れるとする説明をよく目にしますが、好きなものだけでいいじゃないですか!
混ぜたくないし。
せっかくのおやつ、おいしく食べたい。
しょっぱいものが苦手な人が「摂らねばならない」と無理に食べるより、塩分補給はタブレットなどにすればいいんです。
日頃は我慢している高カロリーのおやつ、山でこそ好きに食べればいいのです。
むしろ、日常では我慢して山で食べる!!
山はノーダイエット!
お腹がぺったんこになりそうになったらすぐに食べられるように、ザックの取り出しやすいところに入れます。
ちょこちょこ食べです。
あと、できるだけ外側のパッケージは家に置いてくるといいです。
ジッパー付きの袋に入れ替えれば、食べたあとは臭いが漏れないゴミ袋として使え、そのまま処分できます。
夏のチョコは、標高の高い山でも太陽の熱で溶けることがあります。
トッポかコアラのマーチにしています。
マカダミアナッツチョコなど周りがチョコなものは、夏以外のおやつにしています。
くっついちゃうといやだし~。
無印良品のおやつは、袋が小さく種類も豊富で、つい山おやつ用に買い置きしてしまいます。
イチオシは「スティック切れ端干しいも」です。
大好き。
しっとりしていて、口の中が乾かずに食べやすい。
量がまた、ちょうどいいんですよ~。
ぬるくなったスポーツドリンクも好きではないので、常温のお茶と干し梅という組み合わせにしています。
麦茶も紅茶も、水出しで手軽においしくいただけます。
「非常食」も日持ちがする好きなものでいいんです。
無事に下山したら、帰りの電車で食べちゃいます。
こうあらねばならない、なんてことないです。
好きなものを背負い、必要なものは工夫して背負う。
何事もトライアンドエラーですね。