登って潜って、月をみて。

生きていれば、こんな景色に出会うことができる。こんなに幸せな気持ちにさせてくれる。

山小屋に到着、まずやっていること

まず時間です。

山では、早立ち早着が基本です。

18時を過ぎる方が本当に多いんですよ。こちらがご飯と歯磨きを済ませて、外で涼んでいるときにハァハァ登ってくる…予約をしている場合、山小屋の方も遭難を心配します。

予約していない場合、夕食が済んでいる(ほとんど17時からです)のはもちろんのこと、翌日の朝食やお弁当の準備も終えていることがあり、いい顔をされなくても仕方ないと思います。

山の暗闇は本当に真っ暗ですよ。

 

12時~13頃に着くように計画をたてています。

順調に歩けていれば、近くの景色のいい場所でのんびり過ごすこともできますし、何かあっても日没まで余裕がありますよね。

到着してすぐに受付へ行かなくてもいいんですから、どんなに早く着いたって問題はありません。

そもそも13時以降から受付、という山小屋もありますし。

 

ですので、ほとんど一番乗りです。

相部屋などへ案内されたときに、その中で好きな場所を選ばせてくれることもあります。ラッキー♪

窓際のはじっこ希望。空の変化にすぐ気づけるから。

外の冷たい空気が強く感じられることもありますので、寒いのやだな~という方は避けてください。

入り口も真夜中(星を見たり、トイレ)や明け方(出発)の人の出入りで、ただでさえ熟睡は難しいのに何度も目が覚めてしまいますので、選べるのであれば避けます。

その部屋割りの最後に到着すると、ここになってしまうことが多いです。

 

到着して受付へ行く前に、外で濡らしてしぼった手ぬぐいにハッカスプレーを吹きつけたもので体を拭いておきます。

香りは好みがあります。

ハッカの香りが迷惑になると申し訳ないので、外でこそこそと(脇や胸の下までも)済ませています。

そして自分のスペースで昨日ご紹介した服装に着替えます。

乾燥室があるなら、Tシャツやパンツを乾かしに。

 

次に荷物整理をしながら、日焼け止めをクレンジングシートで落としたり保湿をしたり。

ゴミはまとめておき(ゴミ袋はジップロックにしています。クレンジングシートなどの香りも、時間がたつとなんだか変な臭いになるからイヤなんです。家まで持ち帰るものですから)、それから明日必要なものを出しやすい場所に移動したり点検します。

 ヘッドランプや耳栓など、夜に必要なものをこのとき出しておきます。

 

ストレッチ(登る前の準備体操はやっていませんが、1日歩いたあとのストレッチは必ずやります)をしながら、地図で明日以降のルートを確認。

 

以上をのんびりやっています。

見られて困ることはしていませんが、他人がいる中でこれらをするのと、1人で気をつかわずに動けるのとでは気楽さが全く違います。

話が弾んで楽しいこともありますが、基本的には自分のペースで済ませてしまいたいことです。

 

それからは…

山小屋のオリジナルグッズ(主に手ぬぐい)をチェック・購入。

景色のいい場所を求めてフラフラ。写真を撮る。

夕陽とご来光を見る場所(太陽の位置)を確認。

明日の歩き始めのルートを確認。山小屋の前が一本道で迷う余地がないならいいのですが、分岐にある山小屋の場合は特に、明るいうちに確認しておきましょう。

翌朝、もし暗い時間に地図を見るのは間違う原因にもなりますし、違うルートへ歩き出して戻るのイヤですもんね(すぐに戻れればまだマシですが)。

ご飯を作る、またはお茶とおやつ。

地図と周りの山々を眺めながら、今まで歩いた山に思いをはせたり、次はあの山へ行ってみよう!と思ったり。

 

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大きな景色の中にいるだけで幸せです

もし、ひどく疲れていたら昼寝をします。

寝たいときに深く眠っておくと、夜に何らかの理由(いびきとか歯ぎしりとか)で眠れなくても「さっき寝たから大丈夫~」と、星や月を見に行ったりできる心の余裕につながります。

「あー、眠れない!!どうしようどうしよう」とイライラしなくてすみます。

 

夜中にゴソゴソ(ビニール袋の音がいちばん耳障りかも…ナイロン製の袋がサイズ豊富に販売されていますからそれで小分けを)、トイレに行く際にヘッドランプで他人の顔をピカーッと照らすことのないよう、気を配り狭いスペースお互いができるだけ快適に過ごせるようにしたいものです。