起きてみると窓から見える山に雲海。
曇りと雨の予報だったのに、明け方にやんだようで晴れている。
「もう一度来てもいいよ」と言ってもらえたんだ、と思いました。
途中で雨になってもいい。
今、晴れているんだからもう一度行こう。
平等寺へ。
山門で。ぎゅっと結縁の綱を握りしめます。
昨日15時頃到着した時も今も、灯明立てがきれいに掃除してあるし、灰も丁寧にならしてあって。
こういう清潔な空気も含めて、「ここ好き」って昨日感じたんだと思います。
四国のお寺で般若心経を唱えるのも、今、このときが最後。
また来ます、必ず。
何度も振り返る。
徳島駅まで1時間。
心配していた雨は降らず。
ガタガタ道も、ヒヤッとする追い抜きもいやだったけれど、無事に到着。
ホテルにザック預けて、駅前のそごうをブラブラ。
あ、エスカレーター、四国は右に立つんだ。
大阪から西は、右に立つって聞いたことある。
水曜日でレディースデイだったので映画を観ることにしました。
「ナインイレブン」
9.11の同時多発テロのとき、飛行機に激突されたビルのエレベーターに乗り合わせた5人の物語。
ハイジャックされた飛行機の乗客の無念、突っ込まれたビルの中にいた人たち、何も分からず恐怖しかなかったでしょう。
同じ毎日は飽きる。
いやなことだっていっぱいある。
でも日常を繰り返すことができるのは幸せだった。
失ったとき、失いそうになって初めて気づく。
大切にしなくてはならなかったんだって。
2020年の今だってそうです。
3月頃からの自粛ムード、緊急事態宣言の発令、子どもたちを含めて多くの人が我慢を重ねて感染は広がらなかった。
医療従事者の肉体的・精神的疲労、私は想像するしかできないけれど、おかげで亡くなった方より治癒した患者の方がずっと多い。
それなのに、今は集団発生しているところを突き止められているにもかかわらず、毎日東京だけで3桁の感染者。
一度緩んだらもう戻れない。
「若いと重症化しないから大丈夫」
自分はいいかもしれない。
大切な人にうつしたらどうしよう。
そう思った、だから耐えた。
日々の生活、今までなら気にもとめなかったことに注意するようになった。
これからどうなるの?
今まで当たり前だった生活を取り戻す機会を失いかけているのでしょうか。
最終日の宿は「サンルート徳島」
徳島駅前です。
今まで2食付で7,000円前後の宿が多かったので、朝食付で8,600円というのは躊躇したけれど、温泉なんですよ~。
アメニティもいいし、温泉も毎回タオルを交換してくれるし、あったまって気持ちいい。
最上階の「星のテラス」のソファも居心地がいい。
夕ご飯は、駅近くの「ひら井」へ。
昼に散歩したときにチェックしておいたんです。
おひとり様メニューがあるっていいですよね。
種類食べたいし。
ウツボも食べることができました。
骨付鶏、もう一度食べてみたけれど油っこくてやっぱり苦手かも…
シメに徳島ラーメンの店も見つけてあったけれど、断念。
シングルを予約したのに、なぜかベッドが2つとマッサージチェア。
ふくらはぎ、もみもみ気持ちいい。
夜更かししちゃおーっと。