勤務明け、那須温泉へ向かいます。
職場から最寄りの駅の駐輪場で料金を支払おうとすると
「山に行くの? いいなぁ、天気最高だね!」
と、係のおじちゃんが笑顔で
「いってらっしゃい!」
と見送ってくれました。
いいことありそう。
高速バスに乗り、すぐ熟睡。
佐野サービスエリアで休憩のあとは、おにぎりを食べて、青空とずっと続く山並みを眺めます。
明日も晴れるといいなー。
那須温泉に近づくにつれ、木々は大きく揺れ、葉っぱがどんどん落ちています。
舞う、というより強風に吹き飛ばされている…
明日ロープウェイ、運休しないよね…
「那須温泉」
終点で降りると、強烈な硫黄の匂い!
いいねぇいいねぇ。
まずは温泉神社におまいり。
紅葉が美しい。
前回は新緑のときでした。
https://www.xn--rht69ve7eiq5c.net/entry/2020/06/26/%E9%82%A3%E9%A0%88%E3%80%81%E5%A4%A7%E4%B8%B8%E6%B8%A9%E6%B3%89%E3%81%B8
神社の奥に進みます。
大きな手のお地蔵さまがたくさん、殺生石へ。
この数のお地蔵さまをひとりで彫ったなんて…驚きです!
祈りが届きますように。
静かに手を合わせます。
殺生石からすぐ、「鹿の湯」という温泉があります。
今晩の宿は、旅館清水屋。
「鹿の湯」の民宿街を歩いていきます。
へ〜、共同浴場もあるんだ。
中から出てきたおじちゃんが
「山から下りてきたの?」
いえ、明日登るんです。
「今日が良かったねぇ〜、最高だったと思うよ」
私もそう思うのですが、今日は勤務明けでして、新宿からここに来るので精一杯です。
「明日はどこまで?」
三斗小屋温泉に泊まります。
明後日は三本槍岳や朝日岳を歩こうと。
「じゃあ、北温泉に寄りなよ。いいお湯だよ」
北温泉ですね、調べてみます!
「共同浴場にも入ってみたいなぁ」
と思っていたら、
「清水屋さんは、鹿の湯の源泉を引いているから、ここまで来なくてもゆっくりしたら?」
何から何までありがとうございます。
宿に着いて地図を見たら、予定していた三本槍岳から朝日岳に行く道じゃなくて、三本槍岳から違う尾根を歩けば、北温泉へ寄れる。
せっかく教えてもらったのだから、その湯につかりに行ってみよう。
すぐに宿のお風呂へ。
民宿も多いし、鹿の湯は湯治宿のようだけれど、お風呂に行くまでけっこう階段を下ります。
足が悪いとキツイかも…?
大浴場入口の手前には、卓球台やレトロなポスター。
だーれもいない湯船にゆっくりつかります。
手足をのびのび〜、ぽっかぽか。
乳白色?
違うな、少し緑がかつている。
いい色〜。
露天風呂の温度が好みでした。
ずっと入っていられます。
あがる前に、内湯の右側にとぷん。
左側は熱くて熱くて!
とてもムリ。
源泉そのままで薄めていないから50℃以上。
浴槽の手前には、たまった湯の花がとろんとしていました。
やっぱり硫黄の温泉は乾燥します。
保湿はしっかりとしなければ!
鹿の湯は、日本有数のイオン濃度の源泉だそうです。
それをかけ流しで堪能できます。
糊がパリッときいた浴衣を着て、部屋で明日からの登山のための登山届を書いたり、ブログを書いたり。
部屋に洗面台とトイレはあります。
灰皿があるせいか、ちょっとタバコ臭いかなぁ〜。
暖房を消して、ずっと窓を開けていました。
食事は部屋食。
やっと夕食です。
お腹すいた〜。
写真のほかに、刺し身、焼魚、椎茸にしんじょうが詰められた汁物がつきました。
ひとりですから、つい早食いになります。
寝る前にも湯につかり、ぐっすり眠りました。
月がきれいだ。
朝食はこちら。
路線バスで、那須岳ロープウェイに向かいます。
続きます。